4/6の全判単色機が無いという事

2017 年 6 月 21 日 水曜日

今、印刷業界では、4/6全の単色機が不足しています。

小説や単行本を刷る機械。昨今の電子ブックブームで

紙の本の終わりを予想して、誰も新期での機械を導入して

こなかったせいです。しかしながら、此処へ来て、電子ブックの

伸び悩みもあり、紙の本の需要が伸びている傾向もあり、(欧米では紙の

書籍の復活の兆しを見せています)需要に対して圧倒的に不足している

ようです。寿命は25年から30年。紙の本が無くなると考えれば中々、

導入はし辛いです。しかしながら、紙の本は生き残っています。いえいえ、

元々、無くなるものでは無いのです。思索を伴う読書はモニターでは難しい

です。デジタルネイティブの若い人はモニターでも集中力を保てるのかも

しれませんが、紙の本で思索を積んできた人にはモニターは合わない。

そもそも、若い人は本など必要ないという考えもあります。ネットが正しく整理

整頓されれば、大学なんか必要ないなと私なんかも考えてしまいますもんね。

実際、私は大学行けなかった代わりに図書館でずっと本読んでいました。

知りたい情報がネットの中に準備されているので特に頭に入れる必要はなく、

その時に応じて調べれば良いかと云うとそうは行きません。教養が無いと

判断力が持てないし、先が読めないので決断力も保てない。世界がフラットに

つながって、同時にあらゆることが沸き起こる今と云う時代は、判断力が全て

です。ネットが普及すればするほど、大切になるのが文章力と言葉に関する

感性です。グーグルの検索ロボットが見ているのは言葉でありテキストです。

より的確で有用なテキストをロボットはいつも探し続けています。有用なテキ

ストはロボットからより土地単価の高い場所を提供されます。つまり上手い、

為になる、誰が読んでも面白いテキストは、銀座、鳩居堂の場所をネット上に

提供されるという事です。「本読まなきゃ」と思い始めましたでしょうか?

もう一つあります。メールです。今我々の対人関係の大きな部分はメールに

占められています。ほとんどの人がメールをただの事務連絡と考えている

のでは無いでしょうか?そんなことはありません。中々会う事が出来ない

からこそ、控えめでセンスのいい言葉が印象を変えるのです。もっと

連絡したくなるのです。上手いブログを書くための文章講座も結構あります。

ネットは色んな情報があるタダで便利な場所と考える人には必要ないけど、

自分自身がメディアになって、何かを発信していきながら起業しようと考えるなら

豊かな知識と教養と独自の判断力、そして面白おかしく伝える文章力は絶対

必要です。 中卒レベルの単細胞がちょっと偉そうなこと書きました。

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