サピエンス全史 上巻
2017 年 3 月 3 日 金曜日サピエンス全史上巻読了。ジャレド・ダイアモンド氏が推薦していたけど
ホリエモンも推薦していたので、まずは上巻だけ買ってきました。
判りやすいし、読みやすいけど3週間かかりました。最近は集中力が落ちて
いるのか30ページぐらい読むとなんとなく飽きてしまいます。同じことを続けて
出来ない自分になっているみたい。ネット病でしょうか?アフリカで樹から降りた
小さな非力の猿が植物連鎖の頂点に立ち、地球の全てを支配する存在に生り
得たのか?時間軸で進化を紹介するわけではなく、変化の理由や進化の変遷を
世界の歴史の中での事例から理由づけていくので、とても分かりやすい。しかし
その断定的な物語化は科学的では無く「ほんとにそんなに言い切ってしまって
いいの?」という疑問符も所どころあります。中で少し違和感があったのが何万年
か前、部族の結婚形態が集団婚のような状態になったときの話で、ある女性が
妊娠を自覚した時、扶養者を増やすために、強い男や、部族を束ねる男、頭の
いい男と次々と関係を持ち続けるという記述。いくら悪賢いとはいえそんなこと
するかな?第一どこにそんな証拠があるのでしょうか?というのが正直な気持ち
です。動物としての進化の歴史をペシミスティックな感じで観始めるとすべては
生存と種の本能という結論になります。最後にサピエンスの行き行く先はグロー
バルな帝国主義に行かざる得ないと結論付けて上巻は終り。
さて、下巻どうしましょう?