紙ウエスの本
2016 年 8 月 13 日 土曜日稀代の変態製本中毒患者、東SOKENの千葉様の本。
今回は紙ウエスです。水のペットボトル、白い粉シリーズなどの本から徐々に
その片鱗を見せ始めていたのですが、今回の「紙ウエス」ではっきりと確信しま
した。変態です。でも、変態度では負けていない私も思いつく限りのアイデアを
あーでもない、こーでもないと出し尽くしました。そして千葉さんがまとめて完成させ
たのがこの本「紙ウエス」です。
ドイツ装とPUR製本。アリンダに黒印刷、NTラシャ漆黒にホワイトとカラー印刷。
チップボールは表、裏4mm厚。表紙の表はNTラシャ漆黒、その上に紙ウエスを1枚
貼ってレインボー箔。裏表紙はNTラシャのホワイトを貼ってその上からレインボー箔と
同じ型でデボス加工。 さぁー、明日コミケ8月14日販売です。
シュタイデルのブックアワードにも出すと思います。
昔、中学生の時「白い本」と云うのが流行りました。中は何も書かれていない真っ白な
本文が続くだけですが、ちゃんと上製本になっていて表紙にもタイトルも何もありません。
その本で読書感想文を書いた友達が居ました。牧歌的なメルヘン調の感想を創作しながら
最後はダダイズムの様な価値観の瓦解を書いていたような・・・・?大賞を取りました。
千葉さんのシリーズを見ていて、あの時の白い本を思い出しました。