ミニマリズム
2016 年 11 月 21 日 月曜日断舎利とかミニマリズムは、時代の流れの中で定期的に出てくる言葉です。
不景気で物が売れなくなると広告業界は言い始めます。買わせる
ためには捨てさせる。動かすためには、枯渇状態を一時作る。
そうするとまた何かを消費し始める。いつもの手です。禅的な生活に
憧れつづけた私は、何回騙された事やら。雑多な欲望を何とか捨てたいと
思い続けて来たけど、今は、自分はそう云うものだとある種諦念を持って
開き直っています。
消費の対象が物から事になって、次は心だというのはこれからの大きな流れで
あるのは確かです。でも心より物のほうが単純で簡単なのです。ミニマリズムと云う
シンプルを云うのでしたら、断然物です。物は心を仮託したもの、ごちゃごちゃ
悩むこともないし、重い怪物になることも無い。物でも事でも心でも消費をし続ける
だけの循環から、何か具体的な形に心を寄せるという、断舎利もあるのだと思います。