DUSSELDORF 2016 DRUPA

2016 年 5 月 27 日 金曜日

今年の春先からティモシー・スナイダ―の「ブラッドランド」を読んでいました。

ヒトラーとスターリンが行った大量虐殺の事実を克明に描いた本です。

ヒトラーとスターリンは、ウクライナ、ベラルーシ、ポーランドに跨った一帯で

1400万人もの非戦闘員を殺害しました。スターリンはウクライナの農民から

種もみまでのすべての作物を取り上げて一冬で300万人もの餓死者を出して

います。ナチスの軍隊もやはり農民から食べ物を取り上げたり、移住の名目で

市民を集めて金目のものを取り上げて、崖の淵に立たせて銃殺しています。

そのような、この辺一帯で行われた大量虐殺の実態を丹念に暴き出したものです。

カチンの森やスターリンの粛清等微々たるものです。レニングラードの北のほうで

捕えたソ連兵を原っぱの鉄条網の囲いを中に押し込めて捕虜収容所と云いながら

食料を与えないで餓死させる。冬の話です。

来週ドイツで印刷機材展があります。ちょっと見てきます。

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