げんぺさん

2014 年 10 月 27 日 月曜日

母の実家の跡取りが弟の源平さんでした。

小さいころからその名は月に何度でも母の口から発せられ、

父も何か塞いだ物言いで受け答えをするのです。

げんぺさんの名は、私の中に何か甘酸っぱい甘美な存在として

記憶の底に溜まっていったのでした。

げんぺさんと同じ大分で育ち15歳まで寝小便していた赤瀬川原平さん。

機会が無くて行けなかったけど、ほんとに「美学校」で学びたかった。

でもゆるいヌケカタと特異な視点、飄々とした佇まいは私の先生でした。

そういえば、げんぺさんの七回忌は、連絡無かったなと今思い出しました。

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