臆病風

2014 年 1 月 21 日 火曜日

今日のココロ旅の正平さんは、大井川にかかる全長900メートル

にもなる木の橋、蓬莱橋を青ざめたロバのようによたよたと歩いて

いきました。川床まで10メートルぐらいしかないけど、橋げたは低く、

高所恐怖症の正平さんにはこれでも十分に恐ろしいものなのでしょう?

人にはいろんな弱点があります。その弱点が思わぬ長所を開眼させる

こともあります。寝技の練習は高所とは真逆のステージです。

斜め上からからかうように映したショットにトマジーニのロゴが見えました。

白青のトマジーニのフレームを使っています。「一緒だぁー」と少し嬉し

かった。正平さんは高所恐怖症ですが、私は自転車そのもので臆病風に

吹かれています。去年は11月12月に3回ほど危ない目にあっております。

始めは会社の前、携帯凝視の逆走自転車と正面衝突。右だけ見て左を

見ないで車道に出てしまった。見事にすってんころり。これはまあ、私が

悪いですね。2回目はさぁ、川越街道だというところで、なんとなく、胸騒ぎが

したのです。スピードを緩めて裏道を行くことにしました。山手通りの青信号を

渡リ終えようとしたとき車の陰から暴走のママチャリがイキナリ飛び出して

きました。ここでもすってんころり。転びながら「あー、こっちぃー?」心の中で

叫んでいたのです。すってんころりをやると首を痛めます。頭を打たないように

すっぽんのように首を道路と反対に目いっぱい伸ばすせいでしょうか?

三つ目は12月最後の日曜日。ここでもやはり、自転車をラックから降ろす時、

胃がずんと重たくなったのです。何かあるなと思ったのですが、急いでいたので

飛ばしてしまいました。鬼子母神の近くの裏道の十字路で車がすごい勢いで

曲がって来たのです。とっさに急ブレーキをギュッとかけたのですが、ブチッと

いってブレーキワイヤが切れたのです。あわや正面衝突というところで自動車は、

ギャッと急ブレーキをかけてくれてギリギリ私も回り込むことができ事なきを

得ました。今年になって自転車に乗るのが怖いのです。20年乗ってきて

このような目にあったことは、ありません。常に予測を怠らず危険の確立が

高くなるところでは、しっかりスピードを緩めて安全を確認して来たのです。

この短期間に3回というのは、偶然という範疇ではありません。これは私自身

に何かが起きていると考える方がまともでしょう。老いぼれれば弱くなった分だけ

勘は鋭くなるけど、面倒くさいことこの上なし。

みんな通って来た道なのかもしれませんが、まだ降りたくない私なのです。

上へ