岩波と壇蜜

2013 年 10 月 15 日 火曜日

行きつけの美容室で髪を切ってもらいながら雑誌を読んでると

料理の本に壇蜜が出てて檀太郎さんと壇流クッキングをやっていました。

料理もするんだねと聞くと「マジンガーゼットの会社に自分で企画売り込ん

だりしているみたいですよ」とのこと。ふーむなるほど、ただの肉爆弾じゃ無い

ようです。なぜか、しゃべりが得意じゃないのに露出が止まらない。それなりの

頭使った戦略があるみたいですね。新宿高島屋の館内放送も録音している

らしいし、ラジオも壇蜜の耳蜜をやっているみたいだし、全部自分で企画して

売り込んでいるようなのです。新しいタイプのタレントだと思います。テレビで

初めて見たとき、自分の死体を見せるように開き直っていた。周りの女性の繕い

とは次元が違うさらけ出し、さすがに元葬儀屋だと思いました。毎日毎日、人が

死んでいくのをずっと見ていると覚悟の程が違って来るんだと思います。

メメント・モリですね。周りの女性タレントが全員怒っていた。それは「ルール違

反じゃないのか?」「お茶の間にそこまで出すのか?」といった怒りの思念が

スタジオ中に渦巻いていた。でも彼女はその重圧にじっと耐えていた。多分、

男たちはその腹の括り方に一発でやられちゃったんだろうと思います。

死に至るほどの生の称揚。 菩薩ですね

少し前に岩波書店の新入社員の応募条件が新聞に載っていて、そこには、

岩波から本を出版している著者の縁故者か紹介状を添えて応募してください。

とありました。岩波もテレビ局や広告代理店みたいなことをこんな新聞で堂々

と書いて募集するんだと少し、憤っておったんです。しかしそのあと、よくよく

人から聞いた話では、縁故者が血縁である必要などさらさらなく、まず、作家の

人を口説き落として紹介状を書いて貰えと云う事のようでした。編集の仕事は、

作家さんと話すところから始まります。それを入社試験の課題とするわけです

から即戦力になるかならないか一目瞭然です。自分の売り方、人の心の動か

し方。そこは、学歴などというものなど何一つ役に立たない、人と人との心の

結び方が試されるところです。壇蜜、岩波。新しい時代の泳ぎ方だと思います。

横浜 赤レンガ倉庫で「横浜オクトーバーフェスト2013」

友人たちと誘い合わせて久々の会食。オクトーバーフェストは

ドイツのビール祭り。しかし、プロテスタントの国の料理はあまり

美味しくない。でもだからこそ、カトリックの国に比べて勤勉で

発展することが出来るのでしょう。

しかし、ここでも何から何まで高すぎると文句たらたら。

まあ、なんです、ケチな人間は人生楽しめないというのはほんとです。

でも残すことが、出来ると云うのも確かです。

早々に切り上げて音と机以外は何でも食べる中華街へ。

海員閣で牛バラ肉を頬張りながら、壇蜜に企画売り込んで、

売り上げの20%よこせというのはアリだよなと妄想する私なのです。

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