花火と梅干とひかりごけ

2011 年 8 月 29 日 月曜日

ビルの谷間から隅田川の花火を見る。テレビも観ていたけど、

今年の花火はさびしい。

埼玉の越生へ梅干を買いに行く。たまたま雑誌で知ってからこの3・4年は

このおばあちゃんの梅干を毎日食べています。いつもは宅急便で送って

貰っていたのですが、私の命を支えてくれている方は、どんな方なのか、

また一言お礼を言いたくて、直接訪ねてみました。

手島アキ子さん。昭和2年生まれの御年84歳。

身長150センチぐらいなのに、手は私のより大きい。

うちわのように大きいですねと言うと「そうなのよ。これが私の

勲章なのよ。」と笑います。ずっと働き続けて来た人の手です。

84歳とは思えない元気さです。

「私は梅に生かされているのよ。」と云って嬉しそうです。

これからは毎年、会いに来ようと思いました。

吉見百穴。

明治時代は土蜘蛛人の住居だと偉い先生が発表したそうですが、

今では古墳時代の墳墓だというのが定説。中は1.5メートル四方の

小さな空間。一つに入ってみたけど、誰もいなかった。

ひかりごけ。

エメラルドグリーンのものがそうです。奥深い暗闇でこの群生を

観ることができたらきれいだなと思います。

「ひかりごけ」は読んでいないけど、大まかなあらすじは知っております。

倫理などでは括れない、生きようという意志の輝きを表わしているんでしょうか?

トンネルの中からずっと光の射す向うを見ている。

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