休み明け
2009 年 8 月 17 日 月曜日5日間の休みから復帰、今日からまたお仕事です。
みんなの元気な顔がまた揃いました。
それぞれの表情に楽しい休日の思い出が見え隠れしています。
私も北九州に墓参りに行ってそのまま熊本まで足を延ばし、
92歳のおばさんに会ってきました。とても喜んでくれた。
おばさん、「ペシャワールの会」の中村哲さんのお母さんと友達で、
女学生時代は、よく玉井さんのうちに遊びに行っていたと云う話を
聴いていたので、中村哲さんのアフガニスタンの功労を話すと
とても嬉しそうに感心していた。本と思い出の中に沈み込むことの
多いような日々の暮らしの中で、小さな花として心にとめてくれたらなと
思ってのことでした。
翌日は、集中豪雨があった妻の実家の佐用町へ帰省。
実家は無事でしたが、川に近い家では床上浸水もあり後片付けが大変そう
でした。でも近隣の各市町村からは、たくさんのボランティアの人たちが集まって
くれていて震災のときの経験が生きています。
介護のつもりの帰省ではありましたが、このような時は手伝いに
行くべきだったかなと少し反省です。
ドナルド・キーン「日本人の戦争 作家の日記を読む」読了。
8月15日の前と後ろをとても巧みに活写していて、出発点の綻びをうまく
示唆しているように思いました。
鈴木大拙「禅百題」こちらは、ポツリポツリ。少し読んでは、考え込むので
なかなか進みません。地を耕すことの中に禅があると云う中国の禅僧の
話は、首肯するところがあり、印刷機の回転の中にも禅がないかいなと
考え込むのですが、そうそう都合よくはいきません。
帰りは、川端康成「千羽鶴」ハイちょっとエッチです。赤絵爆のような
世界が繰り広げられるのかなと思いましたがちょっと違います。
因縁とカルマと伝統と様式美が没落鎌倉上流社会の中で繰り広げられます。
ちょっとビスコンティの感じがします。