「奇跡のリンゴ」 木村秋則さん

2009 年 1 月 29 日 木曜日

「奇跡のリンゴ」素晴らしい本です。

昨日より何回も読み返しております。何回でも泣けます。凄い人だ。

もとは、福岡正信さんの「わら一本の革命」の思想が基本になっているんですが、他の作物より難しいと云われているリンゴで実践され諦めなかった、リンゴの無農薬栽培。

「人間は、リンゴの木の手伝いをしているだけだ。」

「自然の中に孤立して生きている命はないんだ。」

「農薬を撒くということは、リンゴの木を周りの自然から切り離して育てるということだ。」

「現代の農業は、自然のバランスを破壊することで成立している。」

「リンゴも人間も周りの自然の中で生かされている生き物だ。」

地球を元の元気な自然あふれた状態に戻すには、最低限の命の営みの農業に帰るときが来てるように思います。

今、世界で起こっていることは、みんなの心の中に芽生え始めた変化の兆しだと思うのです。

産業革命以来、大量生産から大量消費の流れの中で、人間中心、自分中心、人生を完璧に消費し尽すと云う流れを変えるときが来ているんだと思います。

母が亡くなって、父が逝ってしまった時、次に死ぬのはこの私だと思いました。その時ギアが一段変わるのが判りました。

しかし、一段上げるのではなく、下げるのが正しいのかも知れません。

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