INTO THE WILD

2008 年 9 月 15 日 月曜日

恵比寿で「INTO THE WILD」を観てきました。

ジョン・クラカワーの「荒野へ」を読んでいたので、どうしても比べてしまいます。

ダイヤモンドのように輝いていた彼の核のような部分が家族との確執と少し変わった彼の個性に置き換えられてしまった部分がとても残念だと思いました。

「自然が与えてくれるものだけで荒野の中で生きていく。」と言いながら

あんなにライフルで動物たちを殺しまくって、与えてくれる物だけでもないものです。

マッカンドレスをただの頭でっかちなボンボンだとしか考えてないような気がします。でも、見るべき映画だとは思います。

七人の侍

2008 年 9 月 8 日 月曜日

土曜日に七人の侍を見ました。

ジムでバイクこぎながら音声なしの映像だけを。

若い頃に2.3回観てるので話しは、頭に入ってます。

それまで「七人の侍」は、名作であると言うことは理解できても、その過剰さが鼻についていま一つ、その良さを納得していないところがありました。

音がなくなくなると、一枚一枚の画だけが浮かび上がってきます。

一枚一枚の写真が、完全に完成されています。

音声なしで世界中の誰が見てもあらすじが判る、構図と演技です。

だてに墨汁の雨を降らせたわけじゃない。

あー、この年になってやっと得心がいきました。素晴らしい映画です。

365歩の街5

2008 年 9 月 3 日 水曜日

お墓の後ろに設えられた郵便受け、どうしても気になります。

郵便は、配達されているのか?

また配達された郵便は、どのように取り出され読まれているのか?

自宅に帰る途中、少し腰を落ち着けて観察してみました。

白いゆらゆらしたものが、現れるのか、それとも具体的にこの墓を供養している総領息子が現れるのか、何はともあれ決定的な瞬間をカメラに納めなくてはなりません。

カメラのファインダー越しにじっと、墓から現れるものを待ちます。

いつの間にか、静かに泣いていたコウロギや鈴虫たちの鳴き声が止んでいます。

後ろを通り過ぎて行った若い二人連れの女のほうが少し離れたところで

「何あれ」と囁きます。注意がそがれた瞬間何かが動いたような気がします。

「あっ!」 パチリ。

黄アゲハチョウ

2008 年 9 月 2 日 火曜日

ベランダのイタリアンパセリに、きれいなモスラ君がやって来て葉っぱを食べていました。

カミさんに「きれいな幼虫が来てるよ。」と声をかけて用足しに出かけて帰ってきたら、もう箱に閉じ込められて駆除されていました。

たった一時間ぐらいでもう蛹になり始めています。

24時間ぐらいで蛹にメタモルフォーゼ!!

12日目の朝きれいなアゲハ蝶に生まれ変わりました。

その日一日、生まれたてのアゲハ蝶君が標本にされているんじゃないかと心配でドキドキしながら、仕事をしました。

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