京都2007

2007 年 12 月 30 日 日曜日

山科、一燈園。どんな所なのか、ちょっと来てみました。

早朝で行き交う人はいなかったけど、ガラスの向こうは、曇って温かそうだった。ずいぶん変わってしまった?

金閣寺。本当に金ぴかです。

「吾 唯 足 知」 龍安寺。
我が家の家訓。貧乏で引っ越しばかりだったけど、玄関にいつも飾られていたのが龍安寺にあるつくばい「吾唯足知」の写真。30年ぶりに東京の我が家でも飾り始めたのを機にモノクロだったのをカラー写真に変えようと写真を撮りに来ました。(基本的に、カラーにしようなんて心そのものが足るを理解してないと言う突っ込みは、まっ、置いといて)

30年ぶりに石庭の前にも座ってみました。

前回は、一所懸命意味を考えていましたが、今回は、意味なんかどうでもいいと思えます。

どうせ分らないし。これは、意味を考える景色ではなく、心を無にする景色だと思うんですけど。ただ、ぼーっと座り続けます。

屋根から落ちる雨だれを無心に見続けていたら、こびり付いてた滓も削ぎ落して行く様です。するといつのまにか雲が流れて、お日さんが顔を出し、眼前にたおやかな日差しの中の石庭が現れました。ちょっと、宗教的法悦を感じさせるような時間の流れでした。

静に時間の流れが加わって・・・・・。「あのー、そのー。」気の利いた言葉が出そうで出ない。「時の流れが一瞬に凝縮して、その一瞬に永遠を見る」なんて、言ってみたいけど実感として、そんなこと全然思えなくて、私の心のさすらいは、まだまだ続きます。

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