日曜日

2007 年 1 月 28 日 日曜日

「コケコッコー!」雑司が谷の朝に鶏の時の声。都会の喧騒が一瞬で長閑さを醸しだします。どこかのマンションの屋上で飼われているのかなと思いながら歩いて行くと、鶏がいたのはペットショップでした。鳥インフルエンザや食の安全に対する、新しい需要が生まれてきているのかな?でも近所迷惑だろうなぁ。ペットショップのおばあちゃんに聞くと「メスだったら鳴かないけど、無精卵だからあんまり栄養がないねー。」売っていたのは、ウコッケイ。一番で15.000円です。ニワトリのいる生活。も悪くない。

今年初めての鬼子母神。鬼子母神とは言っても、ちゃんとしたお寺です。中から法華経のお経が聞こえてきます。うちには基山で滝行したり、断食行したりして尼さんになったおばあちゃんがいました。家の真ん中に仏壇があり何時も線香が焚かれているようなうちでした。育ち盛りで、世間は高度成長期の中で、線香を焚いてお経ばかりあげている我家は、なぜかすごく後ろ向きな気がしてとても厭だった。でも今は、お経や木魚や線香をきいていると、とても心が落ち着きます。四年前、ここでお経をききながら、父が言った「宮沢賢治はな、法華経の教えを謳い続けたんだよ。」という言葉を思い出します。

原動機付バイクのミラーに輪ゴムを集めている人。

私はお酒のフタを集めています。

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