若戸大橋

2005 年 7 月 30 日 土曜日

北九州市若松で、納骨と初盆。ウルサイぐらいの蝉しぐれです。夏、ヒロシマ、ナガサキ、墓参り、終戦記念日。黙祷を捧げる時、いつも静かな空間を埋め尽くすのは、蝉の声です。冥福を祈り乍ら聞くセミの読経は、しかし、なぜか、心を静かにします。

「閑さや岩にしみいる蝉の声」芭蕉。山寺で詠まれたこの句の「岩」は、「残された者の心なのかな」と、今回思いました。

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