ホモ・サピエンスの涙

2020 年 11 月 24 日 火曜日

さよなら人類から5年ぶりの新作ですが、中身はあまりと云うか殆ん

どと云うか変わっていない印象です。これを作る意味は在ったのでし

ょうか?しかし、私の印象は180度違いました。「良くもこれほど

ディスって呉れるよね」です。ロイ・アンダーソンの映画は2本しか

観ていないのでこう云う作風から差異を見つけ出さなくてはいけない

のかどうかちょっと判らない。ホモサピエンスの悲しみとは形而下と

形而上と解離が大きすぎるところに在る様に思います。又は4Gのス

マフォの機能が在りながらアナログ電話を使わざる負えない感じ。私

は犬や猫にも同じような匂いを嗅ぎ取ります。「お前たちぃ、私たち

と喋りたいのだろう?」しかし、その様な視点でもう一回「ホモ・サ

ピエンスの涙」を観ると「さよなら人類」よりもっと余分なモノをそ

ぎ落として寄り露わになっている気がします。5年分のスマートさが

乖離をより激しくしてしまっている。それと、やはりこの状況ですね。

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