庭とエスキース 奥山淳志

2019 年 4 月 26 日 金曜日

人生の終盤にその人の生の集大成が来るんだなと思いました。

体力と気力の衰えが在るが故にその差は避けようのない本質的な部分を

曝け出しますが、普遍的なモノも同時に見せてくれます。人の生の有り

方は多様でありながら基本の部分は変わらないです。恐れや寂しさ、後

悔、諦念。しかしそれでも前を向き続ける。弁造さんは、身なりは汚い

けど本当に心は愉快で美しい。

明日、奥山さんがイニュニックを訪ねてくれるんです。

ALCHEMICAL GRAPHICS

2019 年 4 月 26 日 金曜日

キクチヒロノリさんの作品集「ALCHEMICALGRAPHICS」が出来上がって

来ました。コデックス装、本文モノクロ96P。アナログなあまりにも

アナログな絵の数々。ストイックとか忍耐とかその様な言葉が陳腐に

思えるほどの執着、むしろ狂気を孕んだ時間の堆積。線と線の間に在

るのは鉱物の時間です。

本山周平 GRAF TIME

2019 年 4 月 26 日 金曜日

プレイスMで本山さんの写真展。5/13~5/19

瀬戸さんとのトークイベントもあります。

先日、鬼海弘雄さんの「ペルソナ最終章」を買ったら後ろの方に

瀬戸さんが入っていました。確信犯的に俺を撮れと云った態で写って

いました。シャッターを人に押させると云う処に写真の未来はあるの

でしょうか?あながち、的外れとも思いません。グーグルマップの写

真集は、有ります。デジタルグローブの写真集もあります。ドライブ

レコーダーの写真集、監視カメラの写真集。編集だけで纏めると云う

のは昔のスナップ写真などを使う形でもう存在しますね。しかしペル

ソナに入った瀬戸さんは違います。シャッターを押す人と押す場所が

もうすでに伝説になった処、そしてそこに写った人たちは、過剰にそ

の身に人生を滲ませている人たち。写真に人生を捧げている瀬戸さん

としたらそこで被写体になると云う事は、自分で押している事に他な

らない事になります。

白石ちえこ写真展 島影

2019 年 4 月 26 日 金曜日

4年前に出した「島影」がすぐ売り切れてしまい、長く待たれた第2刷。

やっと重版出来上がりました。雑巾がけと云う手法でプリントされてい

ます。この本から白石さんのファンになって、未明編集室の「未明02」

にも参加して貰いました。白石さん見てて思うのは24時間ずっと表現

考えていて労を厭う事が無い。凄い持続だなと思います。このプリントは

必見だと思います。

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