家族を想うとき

2019 年 12 月 19 日 木曜日

起・承・転でいきなり映画は終わります。ケン・ローチから渡された

バトン。イギリスは、EU離脱します。お父さんがイギリスでお母さ

んがEUでお兄ちゃんは移民で妹はイギリス国民。なんて馬鹿な事を

考えてしまうぐらい、様々な問題が繋がりながら散らばっています。

グローバリズムと地域主義の相克だったら割と話は見やすいのですが、

ただのグローバリズムでは無くてAIグローバリズムなんですね。

家族を浸食しているのはロボットなのです。そして家族を想いやる

言葉をロボットを使って伝えるのです。福祉や働き方や家族の団欒、

コミュニケーション、それぞれ一点一点は、ちゃんと整合性が保たれ

て居る様に感じるのに、全体を俯瞰で見ると妙に気持ちの悪いパッ

チワークに見えてしまいます。こんなバトン渡して・・・・・。

しかし、我々はこれをちゃんと受け止めざる得ない。

思いあう家族であるために。

野村佐紀子写真展「GO WEST」

2019 年 12 月 19 日 木曜日

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碧南市藤井達吉現代美術館

会期:2019年12月21日(土)~2020年2月24日(月)

時間:AM10:00~PM18:00(L・E17:30)

休館:月曜日、12月29日~1月3日、

   (1月13日、2月24日は開館)

トーク:12月22日(日)14時~(2階ロビーにて)

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写真集「GO WEST」本文SA金藤90Kg カラーとモノクロ(スーパー

ブラック)の混在レイアウト5C/5Cで印刷。黒い表紙でPUR並製。

白カバーと黒カバーの2種類があります。

ページをめくって行くと時間の深さ、永遠と儚さ、空間の広がりと

留まっている場所の絶対性など、様々な記憶の断片が浮かんでは流れ

て行きます。山口県の下関のご出身と云うのが本当に納得。あそこは

何千年も日本で一番ヒトとモノが動いていた場所です。


心に扉が付いているとしたら

2019 年 12 月 19 日 木曜日

毎週月曜日の朝には朝礼をしています。社訓をみんなで唱和して

ラジオ体操して、全員で会社の内外を拭き掃除をする。と云う様な事は

しません。一番そういうのが嫌いです。ですがポンコツ社長なりに、ポ

ンコツ社員に何等かな事を喋ります。しかし、喋れども喋れども言葉は

届きません。喋り方を変えたり話題を変えたり、冗談を入れたり、事務

的な連絡で終わったり、工夫はしますが、伝わっているのか理解してい

ないのか、さっぱり判らない。余所みたいなことを最初から拒否してい

るんだからコンナンで良いのかなと思ってはいたのですが、何か違和感

を感じていました。なんとなくやけのやんぱちで二月前から、私が話さ

ないで皆に話して貰う事にしました。1分間以上スピーチ。全員に月に

一回順番が回ってきます。話題は様々何でもいい事になっています。す

ると少し変わって来ました。少し身を乗り出している。表情が柔らかく

なっている。イニュニックの身体性とは理念や目標では無いんですよね。

メンバー一人一人の気持ちと身体なんです。心に扉が付いているとしたら

その扉は内側からしか開かない。

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