2020年代は全体の時代?

2018 年 5 月 24 日 木曜日

1960年代は、言葉の時代。

1970年代は、実践の時代。

1980年代は、写真の時代。

1990年代は、アートの時代。

2000年代は、世界が繋がった時代。

2010年代は、個人が繋がった時代。

2020年代は、脱個人の時代?

芸術や表現と云うのは、まだ知らない他者と出会う為のツール

だったのだけど、何もしなくても繋がってしまう為、必要性を

感じなくなってしまったと云う錯覚がありますが、ホントにそ

れは全くの錯覚で、むしろ本当の距離はもっと離れてしまいま

した。ここからが真のアール・ヌーボーの幕開けなんだと思う

のです。そうでなければここから始まるのは、全体意思への参

加という事になるように思います。私はそうはなり得ないと考

えるので、古いアイテム、詩と写真とアートをもう一遍引っ張

りだす事に加担している気がします。

東北食べる通信 桜鱒

2018 年 5 月 24 日 木曜日

山女魚と桜鱒は同一魚だそうです。これには驚きました。しかしまあ、

人間でも住む場所によって呼び名が変わるというのは、いくらでもある

訳で何かの線引きと云う固定観念は世界を狭くするだけです。喧嘩ッパ

ヤイ渓流の山女魚が海に出ると穏やかなフレンドりーな性格になると云う

からこれも驚きです。狭いところに閉じ込められているからイライラして

しまう。人間も魚も変わりゃしませんね。

青森県むつ市大畑。その先にはマグロで有名な大間が有ります。「海峡ロ

デオ大畑」がチーム名。漁業を通して大畑を盛り上げようという漁師さん

達が集まりました。定置網漁で魚を取っているのですが、サケ、マスでブ

ランド化を図ろうというのが作戦です。これから事に中るのにチームで動

くと云うのは重要です。6次産業と云うのは色んな役割を担う人が集まら

ないと上手く行きません。家族だけでやろうとしても無理がある。ライバ

ルは世界中にいてチームと食材と加工技術がドンピシャに嵌らないとヒッ

トしない。しかし嵌るとずっと続くブランドになります。海峡ロデオ大畑

やって繰れそうですね。

カブトガニの献血

2018 年 5 月 24 日 木曜日

三億年前から生きる化石、三葉虫の子孫。小学校の教科書にシーラカンスと

ともに載っていました。中華鍋を伏せてお玉を尻尾に見立てれば家でもカブ

トガニごっこは出来ます。アメリカのデラウェア州では、カブトガニに献血

をさせているようです。カブトガニには、テトロドトキシンと云う青酸カリ

の850倍の猛毒があります。それ故に三億年もの長き亘り種を長らえて来

たのですが、まさかその血で猛毒を造ろうというのでしょうか?いえいえそ

うではありません。カブトガニの血液には特殊な血球成分が含まれているそ

うで、体内に入った細菌の毒素をゼリーのように固める性質があると云いま

す。無駄に種を永らえて来た訳では無かった。やはりあらゆる種に存在理由

が在るのですね。デラウェアの海岸に白いテントが建ち、沢山並べられたシ

ートの上でカブトガニ達が腰に針を刺されて静かに手を閉じたり開いたりす

る。それぞれの脳裏に三億年と云う時間の感慨を噛み締めている筈です。

毎年、数十万匹が血を抜かれ、中には抜かれすぎてオレンジジュースを

握りしめたまま事切れる者もいるそうですが満足でしょう。生きた化石の

終焉が始まったようですね。すべての生き物は、人間に奉仕すべき宿命なの

ですね。

# Me Too

2018 年 5 月 24 日 木曜日

崇拝と侮蔑の裏表

上へ