沖縄

2012 年 1 月 26 日 木曜日

沖縄の気温は上が17・8度で下が13・4度。

真冬から行った私は暑くてシャツ1枚でしたが、沖縄の人は、

コート着て、ブーツ履いてマフラー巻いていた。

夜になると寒い寒いと言ってストーブに火をつけるのです。

ニュースから流れる内地の様子に影響されているのだなと

思うのですが、私は感慨深いものを感じました。洗脳か感応か。

良いように押し付けられて、利用されて、蹂躙されているイメージを

持っていたのですが、どっこいそうでもない逞しさを感じましたし、

みんな豊かな感じがしました。

道行く人がみんな気さくに話してくれる。人と人の垣根が異常に

低い。人と人の間にすっくとちゃんとした人間が立ち上がって来る、

そんな温かい島なのです。

土産物屋でカウンター越しに酒を飲みながら内儀を口説いている

爺さんがいたので、突っ込みを入れるとのって来たので、「どこか

ヤギ料理の良い店は無いですか」と尋ねると教えてくれたのが、

国際通りから少し入ったところにある「さかえ」と云う居酒屋。

とここまで書いていて、たった今事務の女の子が私に手紙だと持って来て

くれたのがその「サカエ」で一緒に酒を飲んだ上地さんからの便りでした。

いやー、どれだけ熱いんだろ。確かに名刺を交換したし、私自身も上地さん

にはお礼のメールを出さなきゃなと思っていたのですが、わたしは、未だ

出さずじまい。先にお手紙を頂いてしまいました。

土曜の夜、7:00 訪れたサカエは、満員でした。「ごめんね、一杯なの」と

断る若女将が、私の後ろから店に入ろうとする上地さんを見つけて、席空く

までこちらのお客さんとやっててと店に入れてくれたのです。

去年の暮れに吉田類の酒場放浪記で紹介された店の様で、店内は内地の

お客さんばっかり。上地さんは「第3土曜の会」と云う摸合いの方々。

総勢10人ぐらいで年も近く、沖縄談義に花が咲きました。

お礼に置いてきた泡盛はキープしておくのでまた来てくれとのこと。

昨日、おっちゃんからお礼のメールが来たのですが、「たかし君、沖縄好きに

なったでしょ」と確信ありげに書いてあるのを見て、私の中に沖縄的なモノが

巣くっているのを見事に見透かされているのだなとムフフッと納得。

高画質モノクロオンデマンド機

2012 年 1 月 26 日 木曜日

モノクロオンデマンド専用機。debut!

高画質、1200dpi。 オフセット印刷に迫る美しさ。

印刷屋がデータに忠実に印刷物を製作するのは、長く我々の体に沁み込ん

だ習性です。それは印刷屋の守備範囲がデザイナーから貰ったデータを指示

通りに印刷することのみだからなのです。ですから、指示以上に綺麗にする

ことは、ある意味越権行為になります。綺麗とは所詮刷る者の主観に過ぎ

ないからです。しかし、弊社がウエブでお客様から印刷物をお受けするように

なって、頭を悩ませておりますところが、お客様のデータをそのまま印刷しても

所謂綺麗な印刷物が出来上がらないと云う事です。データは専用のソフトを

使っていただいて、画像など補正しないとなかなか綺麗な印刷物になりません。

屋外の明るい写真は良いのですが、屋内の写真は光量が足りないため、

ほとんど暗くつぶれてしまいます。ですからあまりひどいものは、黙って修正

しております。モニターはRGB、光の3原色で、グレースケールにしても、

光ですので、色の3原色よりも明るく細部も出ております。そしてモニターも

出荷時に輝度を高めに設定した状態で出荷しております。吾々自身がいつも

明るく、綺麗な画像を望む傾向があります。しかし、デジカメの画像はカラー

バランスを崩したままなのです。さてここからが本題です。今回導入した、

モノクロオンデマンド機は、リップ内にトーンカーブでグレースケールを補正

する設定が組み込まれております。

全画像の平均値になりますが最初に設定しますと画像補正をしながら印刷

してくれます。しかしながらこの機能はご家庭のプリンターにごく普通に標準

装備されております。データが流れてきたらメーカー独自の美しさ基準で印刷

しているのです。  プロのサービスとは何でしょうか?写真の現像屋さんは

それぞれの技術で印画紙を綺麗に焼きます。散髪屋さんだって、鮨屋さん

だってお客様のご注文に独自の技術を付加してサービスしています。

印刷屋もその会社、その会社で独自の美しさやサービスを持たなければ

生き残れない、そのようなステージに移行しつつあると思うのです。

当たり前すぎる話ですが。

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